費用

弁護士費用の支払い方法|一括・分割・カード・法テラス立替の比較

弁護士マップ編集部
4分で読める

弁護士費用は「一括払い」だけではない

弁護士に依頼したいけど費用が手元にない──多くの人がここで諦める。しかし実は、弁護士費用の支払い方法は5種類以上ある。自分の状況に合う方法を選べば、依頼のハードルは大きく下がる。

主要な5つの支払い方法

1. 一括払い

最もシンプル。着手金を事前に全額振込または現金払い。

メリット

  • 話が早い、弁護士も受任を渋らない
  • 追加手続き不要

デメリット

  • 初期に数十万円〜百万円の現金が必要
  • 解決までの間、資金繰りが厳しくなる

2. 分割払い

事務所が独自に認めるケースがある。6ヶ月〜24ヶ月程度。

メリット

  • 月々の負担が軽い
  • 手元資金が温存できる

デメリット

  • 対応している事務所と、していない事務所がある
  • 利息を取る事務所もある
  • 途中で未払いが続くと解任される可能性

3. クレジットカード払い

近年増えている支払い方法。Visa/Master/JCB対応の事務所が増加。

メリット

  • カードのポイントが付く
  • 分割払い・リボ払いが自動で使える
  • カード会社の顧客保護が効く

デメリット

  • 事務所によって手数料がかかる(3〜5%)
  • 年会費や利息がカード次第
  • 高額だと与信枠を超える

4. 法テラス立替制度

公的機関による立替。月5,000〜1万円の返済で利用可能。

メリット

  • 着手金の準備が不要
  • 分割返済が長期でOK(最長10年程度)
  • 要件を満たせば返済免除もある

デメリット

  • 収入・資産要件あり(月収概ね20万円以下)
  • 担当弁護士を自由に選べない場合
  • 手続きに時間がかかる(2週間〜1ヶ月)

詳しくは法テラス活用ガイド

5. 後払い・成功報酬のみ(着手金なし)

交通事故や過払金請求などで採用される仕組み。

メリット

  • 着手金不要
  • 成功した時だけ費用発生

デメリット

  • 対応している分野が限定的(交通事故、過払金、労働問題等)
  • 成功報酬の率が高め(20〜40%)
  • 「成功の定義」が曖昧だとトラブルに

分野別・おすすめの支払い方法

離婚

  • 比較的高額(着手金20〜50万円、総額100〜200万円)
  • 分割払い可能な事務所を探すのが賢明
  • 法テラスも選択肢

相続

  • 紛争化前は一括、紛争化後は分割検討
  • 遺産から支払う特例もある(事務所次第)

交通事故

  • 後払い(成功報酬のみ)対応の事務所が多い
  • 弁護士費用特約が使えれば自腹ほぼ不要

借金・債務整理

  • 分割払いが当たり前(そもそもお金がない人向けの業務)
  • 月5,000〜1万円からスタート可能

労働問題

  • 法テラスの利用が多い分野
  • 未払い残業代請求は成功報酬型も多い

刑事事件

  • 一括払い or 家族が立替
  • 国選弁護人(無料)の選択肢もある

カード払い対応事務所の見分け方

事務所HPの「費用」「料金」ページに:

  • 「クレジットカード決済可」
  • 「Visa/Master/JCB対応」
  • 「カード払いでポイント付与」

の記載があれば対応している。電話で確認するのが確実。

全国展開型の大手事務所(ベリーベスト、アディーレ等)はほぼ全てカード対応。個人事務所は対応率が低め。

絶対に避けるべき支払い方法

弁護士本人への現金手渡し・振込先が個人口座

  • 事務所の帳簿に載らず、トラブル時の証拠が残らない
  • 過去の懲戒処分で「預り金横領」の典型パターン
  • 必ず事務所名義の口座に振込

着手金を「今すぐ振り込まないと案件を取れない」と急かす

  • 詐欺的な弁護士の典型手口
  • 1日や2日で消える案件はない
  • 冷静に契約書を確認してから

支払い方法を選ぶ時の優先順位

  • 本当に必要な弁護士を探す(費用は二の次)
  • 弁護士が決まったら対応する支払い方法を確認
  • 自分の資金繰りに合う方式を選択
  • 必ず書面(契約書)で条件を確認

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